App Purchase Vault
Takeout · 技術情報

Google Play の Purchase History.json を解説

Purchase History.json は Google Play の Takeout エクスポートの中心となるファイルで、何をいつ取得したかを機械で読める一覧として記録します。このページでは、その役割と一般的な構造を、保証に関する重要な注意点とともに説明します。

更新:2026年9月 · App Purchase Vault プロジェクト · 読了目安 6 分

最初に注意:公開されたスキーマはありません

Google は Play の Takeout ファイルについて、正式なバージョン管理されたスキーマを公開していません。以下は、当方やコミュニティで共有された実際のエクスポートで観察された構造を説明するものです。項目はアカウント、コンテンツの種類、時期によって異なる場合があり、Google が予告なく変更することもあります。ここでいう項目は「通常含まれる」もので、「契約上保証されている」ものではありません。

このファイルの用途

エクスポートの Google Play Store フォルダ内で、Purchase History.json は取得記録を保存します。入手したアプリやゲーム、行ったアプリ内購入、開始した定期購入などです。つまり何を、いつ取得したかの記録です。いくらだったかは通常、同じフォルダの Order History.json にあり、金額、通貨、支払い・払い戻し関連の項目を含む取引台帳になっています。

一般的な構造

ファイルはレコードの JSON 配列です。各レコードは 1 件の取得を表し、通常は次の情報を持ちます。

価格や支払いの詳細は通常このファイルにはありません。それは Order History 側の役目です。2 つを対応付けることで、購入の「名前 + 日付 + 価格」を得られます。

架空の例

以下の断片は説明用に作った架空の例です。実際のユーザーデータではなく、項目名を保証するものでもない簡略図です。実際のエクスポートでは構造の入れ子や名称が異なる場合があります。

[
  {
    "purchase": {
      "document": {
        "type": "Android App",
        "title": "Example Launcher (fictional)"
      },
      "purchaseTime": "2019-04-12T14:23:00Z",
      "purchaseType": "App"
    }
  },
  {
    "purchase": {
      "document": {
        "type": "In-app item",
        "title": "Example Game - Coin Pack (fictional)"
      },
      "purchaseTime": "2021-11-02T09:05:00Z",
      "purchaseType": "In-app purchase"
    }
  }
]

アプリ、アプリ内購入、定期購入

観察されたエクスポートでは、購入種別の情報によって、多くの人が知りたい次の 3 つの大きなカテゴリを分けられます。

カテゴリレコードが表すもの注意点
アプリ & ゲームアプリまたはゲームを 1 回取得した記録(有料・無料を含む)無料アプリも含まれる場合があります。取得 ≠ 支払いです
アプリ内購入アプリ内で購入した項目レコードには購入項目名があり、元のアプリはタイトルから推測が必要な場合があります
定期購入定期購入関連のイベント更新と初回の定期購入が別形式で記録される場合があります。金額は Order History で確認してください

ビューアが無視すべき項目

Order History.json には支払い方法に関する項目が含まれる場合があります。適切なビューアやパーサーは処理時にそれらを破棄し、表示も保存もしないべきです。役立つ履歴は「何を、いつ、いくらで」です。カード情報はそこに価値を加えず、リスクだけを増やします。

共有についても同じ考え方です。購入履歴は個人データです。エクスポートはローカルに保管し、アップロードを求めるツールは慎重に扱ってください。

このデータの使い方App Purchase Vault(Android ベータ版)は、まさにこれらのファイルをスマートフォン上で処理します。Purchase History から商品と日付、Order History から金額を読み取り、支払いに関する機密項目は処理時に破棄します。上で述べたスキーマの揺れに耐えることは、後付けではなく設計要件です。

JSON の処理はおまかせ。

App Purchase Vault は Android ベータ版を提供中です。ZIP を選べば検索できるアーカイブに変換。処理は端末内だけで行います。

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